そんなもんじゃなかった。 漫画、断面図、絵コンテまであるとは! 次の展示は江戸川乱歩の幽霊塔 本を開くと、カラー解説漫画「ぼくの幽霊塔」がいきなり出てくる。 少年時代の宮崎駿が貸本屋で『幽霊塔』と出会い夢中になる様子が描かれる。 “幽霊塔のロマンスにあこがれ歯車にあこがれた”というエピソードをはさんで、大人の宮崎駿が登場。 「それで次の展示は江戸川乱歩の幽霊塔でいこうと思う」と叫ぶ。 脈絡のない唐突な発言に戸惑うみんなを置いてけぼりにしたまま、 「ホールにでっかい塔をたてるんだスゴイぞ」 「中に入れるんだこわいぞ」 「地下にひろがる大迷宮をつくるのだ」 「だれも出られないのだ コマルゾ」 と大興奮。 どれだけ少年時代の夢中さを維持しているのか。 (ジブリ美術館「幽霊塔へようこそ展」) 映画にするなら! さらに「乱歩の幽霊塔」の断面図解。 「思い込みの幽霊塔」イラストも凄い。 ああ、アニメー