孫が暗唱した宮沢賢治の『雨ニモマケズ』に、私が習った時と違う部分があった。今は違うのか。 孫は「ヒデリノトキハナミダヲナガシ」と暗唱していたが、私は「ヒドリノトキハ~」と習い、ヒドリとは日雇いの意味であると教わった覚えがある。 宮沢賢治(1896-1933)は岩手県花巻市出身の詩人であり童話作家です。 代表作のひとつである『雨ニモマケズ』は、没後に発見された手帳に書かれていたメモで、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で始まり「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」で終わる、漢字とカタカナで書かれた詩です。 手帳に書かれている文字は「ヒドリ」と読めますが、これが「ヒデリ」の誤記なのかという論争は現在も続いているようです。 主に次の3つの説があり、いまだはっきりしていないようですが、①日照りの誤記であるとするものが多いようです。 ①「ヒデリ」日照りの誤記 ②「ヒドリ」で良い。日雇い仕事のこと。 ③「ヒ