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ブックマーク / royal2627.ldblog.jp (6)

  • 「未確認で進行形」から見る構図の技法と魅力について : GOMISTATION.FY

    さて、今回は漫画の構図について少し。 (※作品のネタバレ含みますので、注意) 四コマ漫画の構図について少し書いておきたいと思いまして。 四コマ漫画は、基的にフレーム(枠)が不変で構図を上手く利用しなければ面白味が出てきません。そういう点では、映画やアニメーションにも通ずる部分があると考えています。何かと見下されがちなジャンルですけど。 そんで、『未確認で進行形』という漫画が自分はもう胸がキュンキュンするくらい好きでして、その面白さを発現させているのが主に構図だと思うんですね。それを中心に見て行きたい。 <1、ダッチアングルの表現> (画像:1-1) まずは、水平の構図の例。 これは、小紅(画像右)が真白(画像左)の年齢を疑っているシーン。小紅や真白といったキャラに対してフレームは垂直になっているので、水平の構図で描かれていることが分かる。 (画像:1-2) そんで次のコマ。フレームが左方

    「未確認で進行形」から見る構図の技法と魅力について : GOMISTATION.FY
  • 3人のアニメーターが完成させた、「マップ兵器」表現の変遷とその影響 : GOMISTATION.3rd

    マップ兵器というのは、いわゆる「個々に対してではなく、広範囲を全体的に攻撃する兵器」の総称で、スパロボ等SRPGで使われる事が多い言葉です。具体例を挙げると、核兵器や水素爆弾であったり、アニメで言えば、ホーミングレーザー(「トップをねらえ!」)や相転移砲(「機動戦艦ナデシコ」)ですね。大雑把にわかりやすく言ってしまえば、「薙ぎ払え!」ということですね。 具体例を見てもらったほうがわかりやすいと思うので2つほど。 ・「魔法少女リリカルなのはStrikerS(07/TV)」  26話 なのはSTSにおける、マップ兵器表現。光球が拡大と縮小を繰り返しながら、横にPANすることで、「広範囲に渡って敵を殲滅している」という描写になっています。これは単純に言うと、「圧倒的な強さ」の表現ですね。 ・「米韓合同軍事演習(資料映像)」 (NHKニュースより引用) これは先日見つけた、米韓合同軍事演習の資料映

    3人のアニメーターが完成させた、「マップ兵器」表現の変遷とその影響 : GOMISTATION.3rd
  • 「楽園追放」のエフェクト作画から見る、CGと手描きの差異とその見所 : GOMISTATION.absol

    「楽園追放」とはグラフィニカによって制作された、SF作品です(劇場公開)。キャラから爆発まで、ほぼすべてCG。いやあグラフィニカの絵作りって凄いですね。公開されてから、ずっと色んなところで絶賛の嵐だったので、そんなにすごいのかという感じで猜疑的だったんですが、百聞は一見に如かずという感じで。実際に見てみると、確かにこれは一定の評価はされるなあと。 そんで、題は、劇中に出てくる「エフェクト」です。ええ、ここからはアンジェラちゃんがどうのこうのとかそういう話は一切しません。お尻にも触れません。徹頭徹尾、「エフェクト」のお話しかしません。煙、爆煙、砂埃、爆発。CG、作画を問わずにまとめて紹介したいと思う。 (「楽園追放」において、演出を務められた京田さんから色々と指摘をいただいたので、一部訂正しました。雑でごめんなさいね。そーす→1、2、3、4。京田さん、ありがとうございます。) さて大きな見

    「楽園追放」のエフェクト作画から見る、CGと手描きの差異とその見所 : GOMISTATION.absol
  • 最近グッと来た煙と爆発(1月編)と、「夜ノヤッターマン」爆発作画 : GOMISTATION.absol

    (全然最近じゃないヤツもあるが)気にするな! ■「敵は海賊~たちの饗宴~(1989)」 01話/OVA 重田敦司作画。重田さんというと、葉脈のような細かいディテールを入れてカゲやハイライトを入れて爆発を描かれます。後は煙、爆発の展開の仕方が特徴的かなあ。爆発した球体から、ランダムに派生して爆発球体が増えていく。とどのつまり、ボールが煙の中で転がるように展開していく。これは煙・爆発の基礎的な部分でもありますが、まさにその応用で素晴らしいエフェクトとなっている。 そんでこの重田さんはエフェクト作画において、多大な影響を与えているということで。板野一郎や金田伊功、磯光雄と並ぶくらい偉大なんですが、僕自身把握しきれていない部分が多いので、そういうお話はまた今度。できたらやる。やれたらやる。 ■「グリザイアの果実(PC/2011)」 橋作画。これはゲームの方の「グリザイアの果実」OPでクレジット

    最近グッと来た煙と爆発(1月編)と、「夜ノヤッターマン」爆発作画 : GOMISTATION.absol
  • 橋本敬史さんの水エフェクト作画について少し : GOMISTATION.absol

    前々回、セシルの波について少し言及したんですけど、そういや橋さんのエフェクトについて整理したような記事を書いてないなあと思い出しまして、今回ご紹介をしようと思います。タイトル通り、今回は水エフェクトについてのみ触れます。(※爆発・煙も素晴らしいんですが、それはまた次の機会に) ■「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル(2014)」 04話 まずは前回のおさらいから。セシルの波作画は前回言及したように、橋敬史作画っぽいと少し感じていました。その要因は、水柱のフォルム(形)にあります。上記の「セシル04話」においては、水柱自体はそれぞれが独立せずに、全体で波を構成していますよね。そうした水柱が立ち、丸まって重力に従い落ちていく。これが基的な橋水エフェクトの要素だと考えています。付け加えて言うならば、衝撃波の作画にとても特徴があります。それはこれから説明していきたいと思います。 ■「犬

    橋本敬史さんの水エフェクト作画について少し : GOMISTATION.absol
  • 2014年 アニメーション・エフェクト作画 10選+α : GOMISTATION.absol

    2014年に僕が見た中で、良かったエフェクト作画シーンをご紹介。 順不同。 1、「世界征服~謀略のズヴィズダー~」 01話 橋作画。やはり透過光の使い方が最高に上手い。散っていく、触手煙が花火みたくゆっくりと落ちていくのもまた見どころ。後は左下の煙かなあ。ここがあるから、対比として、より画面上部の爆発が目立っているような気がする。 2、「キルラキル」 24話 キルラキル内においては、ベストワークの吉成エフェクト。打ち上げられる時の真ん中の煙の広がり方も、じんわりとしていて良い。カゲも三段階に渡って付いており、立体的になっている。そして、前の煙がレイアウト的にいい効果を出している。遅れて動く前景の煙のおかげで、真ん中の煙はより強調される。 3、「ブラック・ブレッド」 01話 黒田結花作画。エンジュが飛ばされて壁にぶち当たるシーン。中からぶくぶくと浮き出てくる流動性高い煙が素晴らしい。破片も

    2014年 アニメーション・エフェクト作画 10選+α : GOMISTATION.absol
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