「ベタ組み」について少し考えるところがあるので、ここでおさらいの意味を込めて、簡単ではあるが、少しだけ説明しておきたい。 (作例は Illustrator CS4、InDesign でも考え方は同じ) ↓一般に和文書体は正方形を基準にデザインされており、この正方形を仮想ボディと呼ぶ。 四種類の書体を掲げたが、それぞれの文字は(漢字でも)仮想ボディよりもやや内側に生成されるのが普通である もちろん、最下段に掲げたように、字間ベタの状態で繫がる必要のある罫線素片などは仮想ボディいっぱいにデザインされている*1 簡単な話、「ベタ組み」とは、(上のように)この仮想ボディの正方形を隙間無く並べて文字を組むことをいう(字間ベタ=アキなし…といってもツメ組みの意味ではない)。 ↓但し、句読点類や括弧類・中点類などの約物はその文字幅を半角分(二分)とし、それぞれ前あるいは後ろに半角分(二分 ※中点類は前後
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