朝鮮大学校(東京都小平市)が4月、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指示で、核開発を主導する金正恩(キムジョンウン)第1書記に忠誠を誓う朝鮮総連傘下の青年団体「在日本朝鮮青年同盟(朝青)」に卒業生を強制的に就職させていたことが4日、分かった。朝鮮総連関係者が明らかにした。 さらに、朝鮮総連が日本の大学に通う朝鮮籍出身者らの朝青への就職拡大を組織決定していたことも判明。政府は、金第1書記を支える中枢人材の輩出機関として朝鮮大学校や日本の大学の役割が強化されているとみて、動向監視を強めている。 関係者によると、平成27年度の朝鮮大学校卒業生160人余りのうち、朝青に約30人、小中高に該当する朝鮮学校教員として約50人が就職。卒業生のうち約9割が朝鮮総連の影響下にある関連企業や団体に就職したという。 在校生の進路をめぐっては、朝鮮総連が「進路指導協議会」を開いて卒業生の進路を水面下で調整。これを