政府は東シナ海のガス田開発をめぐり、中国が一方的に建設した16基の構造物のうち1基にレーダー設備が設置されていることを初めて確認しました。これを受けて、外交ルートを通じ中国に抗議するとともに、航空写真などを外務省のホームページで公表しました。 こうしたなか政府は、中国が東シナ海の日中中間線付近でこれまでに建設した16基の構造物のうち、1基にレーダー設備が設置されていることを初めて確認しました。 外務省によりますと、設置されたのは水上の船舶を探知するための小型のレーダーとみられ、合わせて監視カメラの設置も確認されたということです。 これを受けて外務省は「レーダーの設置によって構造物が将来的に軍事目的で利用されるおそれもある」などとして、中国・北京の大使館ルートを通じ中国に対し、開発行為の中止とレーダーの速やかな撤去を求め、抗議するとともに、航空写真などを外務省のホームページで公表しました。