大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待事件で、大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された母親の下村早苗容疑者(23)が、育児を放棄し、子供を置き去りにした理由について「遊びたかった。自分の時間が欲しかった」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。置き去りから逮捕までの約1カ月間遊び歩いており、わが子のために部屋に戻ろうと考えたことはなかったという。 供述によると、下村容疑者は6月下旬、長女、桜子ちゃん(3)と長男、楓ちゃん(1)を自宅に閉じ込め、置き去りにして外出。7月29日午後に死亡しているのを確認するまで、一度も部屋に戻らなかった。 捜査関係者によると、下村容疑者はこの間、大阪・ミナミの繁華街で知り合った男性らと遊び歩き、主にホテルを転々としながら暮らしていた。ホストクラブに通うことはなかったという。出身地の三重県四日市市も訪ね、男友達らを食事に誘ったりして