長崎県五島市の県立五島高校(前田功校長、602人)で今月3日、髪形などに問題があるとして、教諭らが新入生22人に説教し、うち21人を約3時間にわたり正座させていたことがわかった。女子生徒に「男の気を引きに来たのか」と発言した男性教諭もいたという。同校は8日の入学式後、該当する生徒と保護者に「指導の目的を外れ、無用な痛みを与えてしまった」と謝罪した。 同校によると、3日は学校生活について説明するオリエンテーションがあり、新入生200人が参加した。生活指導担当を含む教諭約20人が髪形などを検査し、眉毛を細くしたり、長髪を結んでいなかったりして校則に違反する22人を校内のホールに残し、反省文を書かせた。 22人は男子14人、女子8人。教諭らは、このうち足を痛めていた男子を除く21人を板張りの床に正座させた。全員が反省文を提出するまで、正座は約3時間に及んだという。上田克教頭は「厳粛な入学式を