Lesson448 持ち出す感覚 表現というものは 恥ずかしさを伴うものだ。 でもその恥ずかしさを押して、 自分の中から何かを持ち出し、 伝えようとするとき、 内容以上に、その姿勢こそが 聞く人を励まし、解放するのではないだろうか? 私には、大学時代の友だち3人がいる。 この友人たちに会っているときは、 心の底から、くつろいで、 ここにいていい、 受け入れてもらっている という気持ちになる。 別れたあとも、 あとから、あとから、 あたたかい、ゆったりとした気持ちに 満たされていく。 友だち同士、とくに 女の友だち同士というものは、 どこか競いあうような部分があり、 私も、いつもは、 「気の利いたことを言わなければいけない」 「この集団の中では、 常に自分を磨いて、進歩してないといけない」 「おもしろい人間であらねばならない」 とどこか気をはっている。 でも、この友人たちといると、180度