赤道での驚くべき発見 エクアドルの「目ざめよ!」執筆員 時は1735年,権威あるパリ科学アカデミーで,地球の正確な形状について激しい議論がなされていました。アイザック・ニュートン説の支持者は,地球は両極がやや平たくなった球であると考えたのに対し,カッシニ学派の支持者は,赤道部が平たくなっていると主張しました。 そのため1736年に,地球の湾曲度を測るために二つの探検隊が送られ,一つは北極のラップランドへ,もう一つは赤道のある現在のエクアドルへと向かいました。a 調査の結果,ニュートン説の支持者のほうが正しいことが分かりました。 1936年,フランス人による探検200周年を記念して,エクアドルの首都キトの近くに記念碑が建てられました。それは,18世紀のフランスの科学者たちにより緯度0度,つまり赤道と定められたラインの上にあります。今でも,大勢の観光客が「世界の真ん中」と呼ばれるその記念碑を見