東京メトロは29日、東京都練馬区の有楽町線・副都心線平和台駅で26日午後3時頃、エレベーターが数メートル落下する事故があり、乗っていた50歳代の女性が、尻や肘に2週間の打撲傷を負ったと発表した。 発表によると、事故があったのは、地下1階と地上とを結ぶエレベーター(高低差約7・5メートル、定員11人)。上昇中に急に落下し始め、非常停止装置が作動して止まったという。同社などが調べたところ、エレベーターのかごをつり下げている直径1センチの金属製ワイヤロープ3本が全て切れていた。 メンテナンス会社の三菱電機ビルテクノサービスによると、エレベーターは2004年1月に導入。今月14日に目視による定期点検が行われた際には異常は確認できなかったが、事故後の調査でロープにさびが見つかった。東京メトロは事故後、同型のエレベーター64台のロープを緊急点検し、さびが発見された4台のロープを交換したという。機械を使