1月30日より、大寒末候「「鶏始乳(にわとり はじめてとやにつく)」となります。春の気配を感じて産卵期が近づいた鶏が、鳥屋に入って産卵の準備を始めるころ、という意味で、この候をもって、立春初候「東風解凍」からはじまった七十二の候のめぐりは締めくくりとなります。 現代の品種改良された産卵用品種のニワトリは、壮年期にはほぼ一年中毎日産卵する能力を持っていますが、それ以前のニワトリには産卵の周年周期があり、秋の終わりから冬の間は、産卵をしないのが普通でした。ですから、日脚が伸び、再びニワトリが産卵を始めることは、春の訪れで生命活動が復活することの喜びを象徴する慶事であり、それはイースター(復活祭)のシンボルがタマゴであることにもあらわれています。 産卵周期のあるかつての飼育鶏。そのニワトリも、他の家畜類と同様、野生生物を飼いならしたものです。一説によれば紀元前6000年というはるか昔、人間はニワ
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