【9月8日 AFP】ブラジル人の戦場カメラマンで国連(UN)委託の仕事をし、人助けが好きでサーフィンを楽しむエドゥアルド・マルティンス(Eduardo Martins)──。 これまで、中東、アフリカなどから写真が投稿されていた彼のインスタグラム(Instagram)のアカウントには、約12万人のフォロワーが付いていた。 だが、「エドゥアルド・マルティンス」という戦場カメラマンは実在していなかった。これまでに投稿された写真や映像は、危険を冒して実際にイラクなどで活動する写真家の作品を盗み加工したものだった。 詐欺行為は数年間にわたって続いたが、今はインスタグラムのアカウントも消え、残されたのはこの「エドゥアルド・マルティンス」なる人物が誰だったのかという疑問のみだ。 マルティンス名義の写真は英BBCやゲッティイメージズ(Getty Images)など世界的な報道機関で使用された。写真は、編