9月6日、日本はサウジアラビアの本拠地に乗り込み、1―0で敗れている。原口元気が球際で猛烈なファイトを見せ、川島永嗣が神懸かったセービングでピンチを救った。選手個々の健闘は見られた。 しかし、4―3―3(4―1―4―1とも言える)のシステムを選択したハリルJAPANは、時間が経つにつれ、戦術機能が落ちていった。酷暑もあったが、それだけではない。前線と最終ラインが間延びし始め、中盤でサウジに主導権を明け渡した。 そして後半18分、左右に揺さぶられた日本はアンカーに入った山口蛍の脇を狙われ、そこからのパスで最終ラインを抜かれ、一撃を食らっている。サウジにアンカーの両脇は狙われていたのは明らかだった。スペースを奪い合う戦いにおいて、日本は後手に回っていたのだ。 失点後は最終ラインと前線の距離が伸び、攻撃は単発になってしまう。中盤でボールを持てず、完全にノッキングした。選手交代、システム変更も、な