2024年4月1日施行の「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」(以下、新法)に基づく基本方針が3月29日、同法を所管する厚生労働省により明らかになった。同法の支援対象者について「年齢、障害の有無、国籍等を問わない」と明記。「在留資格」の有無で制限をかけないとしている。こどもや高齢者、障害のある女性を一律に支援対象から外さないようにする。 基本方針を踏まえ、都道府県には施策の実施計画を作る義務が、市町村には努力義務がある。計画策定に当たり、母子生活支援施設や女性を対象とした更生施設など他施策での女性支援の状況も把握するよう基本指針は明記した。 厚労省は1日、社会・援護局総務課に女性支援室を設け、子ども家庭局家庭福祉課から新法の担当部署を移した。24年施行に向けて準備を加速する。 新法は売春防止法から婦人保護事業を抜き出して刷新したもの。売春するおそれのある女性を保護し更生させるのでは
3月27日、中国のEC最大手アリババグループを創業した馬雲(ジャック・マー)氏が、中国に帰国したことがわかった。なぜ当局に拘束されるリスクを承知で、帰国に踏み切ったのか。ジャーナリストの高口康太さんは「ジャック・マー氏を国外に追い出す形になったことで、中国のIT業界は勢いを失ってしまった。それに焦った中国政府が、成長の起爆剤として帰国を要請したのではないか」という――。 【写真】3年ぶりに中国国内での姿が確認された馬雲(ジャック・マー)氏。浙江省の学校を訪れた様子がSNSにアップされた。 ■なぜリスクがあるのに帰国したのか 3月27日、ジャック・マーが中国に戻った。自らが設立した浙江省内の学校を訪れ、その様子が学校のSNSに掲載されたのだ。 中国のEC最大手アリババグループ(以下、アリババと略称)を創業したジャック・マーは、2020年末から姿を消していた。当時、中国共産党はアリババ関連のフ
作曲家の坂本龍一さんの死去にともない、坂本さんが2012年7月の脱原発デモに参加したときの「たかが電気です」という発言に対して再び批判が集まる事態が起きています。 筆者も当時、「たかが電気です」「たかが電気のために なんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか」のキャプションが入ったキャプチャ画像を見て「電気はいるでしょ」と思ったのですが、全文を確認してみれば切り取りによるミスリードでした。 というわけで、ここに全文を書き起こします。スピーチの映像はこちらのYouTubeの動画から確認できます。 脱原発デモでの坂本龍一さん発言 全文書き起こしみなさん、こんにちは。 いまもこちらにたどり着くのが非常に困難で、それほどの人波です。 4会場あるそうなんですが、それもみんな人で埋まっているという。 ちょうど思い起こせば42年前に、私はまだ18歳で、ここにいました。代々木公園にいたんです。そのと
前編『なぜプーチンとロシアの認知戦が「ウクライナで大失敗」の大失態を犯しているのか』では、西側諸国に対するロシア・プーチンの「認知領域の戦い」は全く成果を挙げていないようにも見える点を紹介した。後編では、ロシアの戦略が場所を変えるとかなり成功しているという事実を取り上げたい。 【写真】プーチンが狙う「日本の大都市」の名前 3月21日、アフリカ南部・ナミビアで独立33周年を祝う記念式典が開かれた。首都から離れたウタピ(Outapi)で開かれた式典だったが、大勢の市民が見物に訪れた。 ナミビア政府のフェイスブックに掲載された式典の映像によれば、式典では各国からの祝電が読み上げられた。ベラルーシのルカシェンコ大統領、日本の天皇陛下、中国の習近平国家主席、と淡々と名前が読み上げられた。ところが、プーチン大統領の名前が読み上げられると、突如、大歓声と拍手がわき起こった。貴賓席に並んだ人々もずっと無表
2022年2月25日、都内で行われた楽天モバイルの記者会見であいさつする楽天グループの三木谷浩史CEO。 - 写真=AFP/時事通信フォト ■過去最悪の4928億円の巨額赤字を計上 「楽天モバイル」が20年春に鳴り物入りで携帯電話市場に参入してから、4月で丸3年。NTTドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4の携帯電話会社は、市場活性化の担い手として期待されたが、大手3社の壁は厚く、業績不振にあえいでいる。 【写真】楽天モバイル 渋谷公園通り店 売り物だった価格破壊路線が破綻し、通信品質はなかなか改善せず、激安料金に胸躍らせた顧客の解約が相次ぐ。実店舗の大幅削減や要員のリストラを余儀なくされ、そのうえ幹部が巨額詐欺事件を起こしてブランドイメージは地に落ち……そして2022年12月期決算は過去最悪の4928億円という巨額の赤字を計上した。 楽天グループの総売上高は1兆9278億円と過去最高になっ
内紛が勃発した旧NHK党(政治家女子48党)の新旧党首によるバトルが最終局面を迎えつつある。現党首の大津綾香氏は代表権返還に応じず、前党首の立花孝志氏との“決別”を表明。一方の立花氏は同党にお金を貸している債権者に団結を呼びかけ、政党助成金を事実上差し押さえする構えを見せているのだ。政界の注目を集めていた同党の元参院議員、ガーシー(本名・東谷義和)容疑者には警視庁がさらなる脅迫や中傷の被害が発生する恐れがあるとしてSNSアカウント凍結を要請しており、いよいよ「旧NHK党が溶け始めている」との声も聞こえてくる。 「何をやっても許されるわけではない」徹底抗戦の構えを見せる大津新党首 「言ってることとやってることがいつも違う」。大津党首は4月6日朝のツイッターに「#背任」というハッシュタグをつけて、立花氏とみられる人物とのLINE画像を投稿。前日5日には「金曜の午前中に会見予定です。詳細はまた発
ケルンから60kmぐらい東に行ったところにフロイデンベルクという町がある。人口がたった1万7600人ほどのこの小さな町を私が知っていた理由は、町中にぎっしりと立ち並ぶモノトーンの木組みの家々。写真を見ると、町は完全に白黒の世界で、この世の風景とは思えない不思議な雰囲気に包まれている。 【写真】少年を斬首、女性をレイプ、僧侶も銃殺…残虐性増すミャンマー国軍の攻撃 一度、見てみたいと思ったのはかなり昔のことだが、行きにくい場所だったことと、観光地でもないので行っても何があるわけでもないため、これまで訪れる機会もなかった。 ところが、そのフロイデンベルクが3月14日、突然、ニュースに躍り出た。その3日前の11日に、この町で12歳の女の子が行方不明になり、翌12日に警察が森の中で彼女の死体を発見した。父親は勤め人で、母親は幼稚園の保母という、ごく普通の家庭の三人兄弟の末っ子だったという。 そしてそ
北朝鮮・平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、新義州(シニジュ)市に住んでいた40代女性のチェさんは、麻薬密売の容疑で2019年に逮捕された。故金正日総書記の指示で、海外輸出用に製造された覚せい剤が、横流しにより国内に流入、薬の代用として使われるなど、多くの被害者を生んでいる。 チェさんは7年の労働教化刑(懲役刑)の判決を受け、教化所(刑務所)に収監されたが、昨年、病気のため仮釈放された。ところが彼女は、社会安全省(警察庁)が病気で仮釈放された者を再度収監しているとの話を耳にした。チェさんは圧迫感と不安感に耐えかね、自ら命を絶ってしまった。 教化所に入った人々は「あそこで人の命はハエより軽い」「死んだほうがマシだと毎日数百、数千回考える」(情報筋)というほど、ひどい扱いを受ける。劣悪な衛生状態と貧弱な食事、看守の暴言、暴行、恣意的な処刑など、様々な人権侵害が横行して
「11年間にわたり、いわゆる不倫関係にあったというのは事実であります」 「県民のみなさまに大変な不快感を与えてしまった」 4月6日に開いた記者会見で、こう陳謝したのは神奈川県の黒岩祐治知事(68)。9日投開票の県知事選挙に立候補し、4選を目指すなかスキャンダルが飛び出した。 前日5日に公開された「文春オンライン」の記事では、フジテレビのニュースキャスター時代から知事に初当選した2011年頃まで知人女性と不倫関係にあったと報じた。 一方で、黒岩知事は報道が出る直前にブログを更新し、《明日発売の週刊誌に、私の過去の男女関係に関する記事が掲載されます》と前もって報告。《12年前、急に立候補することとなった際、関係を清算しなくてはと、相手の女性と話し合いをいたしました。その後、女性は私の妻に手紙を送ってこられ、妻をも大変傷つけることとなりました》と、釈明していた。 冒頭の会見では「『黒岩ってのはこ
先月15日、除名処分となったガーシーはそもそもなぜ出馬をしたのか。前編でお伝えしたように、そこには当選すると手に入れることができる「カネ」「不逮捕特権」「影響力」の3つの理由があった。最後の決め手となった「影響力」をガーシーが欲したのは、ユーチューバーとしての限界を痛感したあるきっかけがあったからだ。元朝日新聞ドバイ支局長・伊藤喜之氏の話題沸騰の新刊『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』から抜粋してお届けする。 【漫画】死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 連載『悪党』第3回後編 前編記事【ガーシーはそもそもなぜNHK党から出馬したのか…「3億円」「不逮捕特権」…そして、決め手となった「最後の理由」】 元NMB48の女性をドバイに呼び寄せ証言させる 2022年5月には、俳優の綾野剛による未成年淫行疑惑を配信。当時17歳だったという元NMB48の女性を実名・顔出しで配信に
4月6日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、テレビ朝日局員でコメンテーターの玉川徹氏(59)が、タワーマンションについて「タダで住んでいるのと一緒」と発言し、視聴者から戸惑いの声を集めている。 この日、番組では都内のタワーマンションの価格が高騰していることを報道。玉川氏が実際に新宿区にある38階建てのタワマンを取材。2LDKで広さ108平米、都営新宿線・曙橋駅徒歩5分という好立地だが、築15年、中古の物件。にも関わらず、価格は約2億3000万円となっているという。 玉川氏が取材した不動産会社によると、購入者は会社経営者か外国人とのこと。将来の値上がりを見越し、セカンドハウスとして利用している場合も多いという。 しかし、番組に出演していた社会活動家の石山アンジュ氏(33)は「私は憧れない」とバッサリ。石山氏は大分県と東京のシェアハウスの二拠点生活を送っているが、タワマンにつ
《いまみんなで君のレイプ計画を立てています。楽しみにしてて》 2022年10月20日、こんな文章が書かれた手紙が、JR市川大野駅の駐輪場に止められた女子大学生の自転車のかごに入れられていた。サドル部分には体液が……。 【写真】レイプ予告で再逮捕の大西被告、妻と娘との幸せそうな家族ショット 卑劣な行為の数々 発見した女子大生が言葉にならないほどの恐怖を感じたであろうことは想像に難くない。そんな卑劣な行為をしたのは、元共産党千葉県委員会書記長の大西航(わたる)被告(42)。 「盗撮した疑いなどで1月に大西被告を逮捕していたのですが、捜査の結果、余罪が発覚したため、3月に器物損壊と脅迫の容疑で再逮捕しました」(千葉県警捜査関係者) その犯行こそが冒頭で記した“おぞましい”内容なのだが、逮捕のキッカケはまた別にあった。 「事件は2022年11月21日にJR千葉駅構内で“女性の後ろ姿を撮影した”“盗
クソゲーオブザイヤー(以下「KOTY」)2022年据置版が「大賞なし」、さらに2023年は「活動休止」となり一部のゲームファンたちに衝撃が広まっています。ゲーム業界の“裏の祭り”に、いったい何が起きたのでしょうか。 KOTY2022総評。大賞は「なし」となった KOTY2023年のページも作られているが2023年休止と場合によっては削除が予告されている KOTYとは KOTYは、その年に発売されたゲームソフトの中で、一番の「クソゲー」をユーザーたちが決める、不名誉な催し。2ちゃんねる(現「5ちゃんねる」)発祥で、2004年から毎年その年一番のクソゲーを決めるべく議論が重ねられてきました。 大賞の選考基準は投票などではなく、「KOTY」に推したいと思ったゲームをプレイした人間がスレに選評を投稿するというユニークなもの。この選評を元に、最も多くのスレ住人を納得させたゲームソフトが大賞となります
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く