タイ滞在中に死亡した昨年の外国人旅行者数は前年比54%増の83人だった。タイ政府は、観光国としてのイメージ向上に向け、安全対策を強化する方針だ。11日付バンコクポストが伝えた。 観光・スポーツ省の観光詐欺防止支援局によると、死因別の内訳は交通事故が34人、水難事故が9人、先天性疾患が6人、自殺が4人、その他が30人。 特に死者数が多かった交通事故と水難事故については、南部クラビ県や北部チェンマイ県などで調査を進める。同局は課題のある地域として、交通では南部パンガー県のシミラン諸島、プーケット県のヘー島など、水難では東部チョンブリ県パタヤのラン島のタワンビーチ、南部スラタニ県サムイ島のチャウェンビーチなどを挙げている。 世界経済フォーラム(WEF)の「旅行・観光競争力レポート2015」で、タイは調査対象国141カ国中35位。安全・治安では世界132位で、東南アジア諸国連合(ASEAN)では最
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