ブロッキング、ネット検閲、傍受という文脈で真っ先に思い浮かべるのは中国の金盾でしょうが、最近のインターネットでは、中国以外でもそれらが徐々に増加しています。日本も例外ではなく、来年4月から児童ポルノを対象としてISPによるブロッキングが行われる予定であると思われます。来年から開始すると言われているブロッキングですが、「ISPによる自主的な取り組み」というのが大きなポイントの一つです。 児童ポルノを取り締まるということそのものは正しいだと思いますし、通信の秘密とブロッキングに関して今まで非常に時間をかけて検討がなされてきたこともわかります。しかし、技術的な視点で言えば、今まで存在していなかったブロッキングの仕組みがISPに入ることになり、日本のインターネットに大きな変化が発生すると言えます。 フィルタリングとブロッキングの違い この話題では、まず最初にフィルタリングとブロッキングの違いを理解
多様な脅威が存在するインターネット環境でビジネスをしている企業にとって、システム面のセキュリティ対策は非常に重要である。当社でも、楽天グループのWebシステムを脅威から守るため、さまざまな対策を積み重ねてきた。中でも重視しているのが、システム開発工程全体で脆弱性を作り込まない体制を築くことである。 現行システムに既知の脆弱性が見つかった場合、開発工程のどこかで対策漏れが生じた、あるいは対策そのものに不備があったことになる。脆弱性を発見したら、それをつぶすだけでなく、開発工程全体の見直しを図る。新たな脆弱性が明らかになった場合も、開発工程全体にフィードバックする。これが当社の目指すセキュリティ開発体制であり、実際にそうしたPDCAサイクルが日々回っている(図10)。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く