新型コロナの患者のケアにあたる医療従事者ら=2日、米カリフォルニア州ターザーナ/Apu Gomes/AFP/Getty Images (CNN) 米国で新型コロナウイルスの感染による重症化や死亡のリスクがワクチン接種で大きく減る一方で、まれにブレークスルー感染(接種後の感染)をした人のうち、高齢者や複数の基礎疾患を持つ人々の重症化リスクが高いことがわかった。米疾病対策センター(CDC)のデータから判明した。 8月30日時点で、ワクチン接種を完了した人で新型コロナによる入院または死亡の報告があったのは1万2908例。これまで1億7300万人が接種を完了し、入院や死亡の確率は1万3000分の1未満となっている。 CDCのデータによると、ブレークスルー感染で入院した人のうち約70%は65歳以上で、死亡した人では約87%が65歳以上だった。 このデータは各州からの任意の報告に基づいており、包括的で