「ぼくは、社長になる」 「僕は起業します。社長になります」 中学1年生の秋、12歳の加藤路瑛(じえい)くんは、クラスメイトたちの前でこう宣言したといいます。 中学生が起業? 社長になる? 前例はないし、トラブルも避けたい。そこで加藤くんは担任の先生、学年主任、教頭先生、校長先生、クラスメイトにきちんと説明し、理解を得ていくことに。 「みんなの前で発表するのはすごく緊張しました。怖さもあった。中学生と起業は世界が離れすぎていて、なかなか理解してもらえないかもしれないと思ったからです」 その発表を聞いた先生やクラスメイトたちが、どう思ったかはわからない。ただ、少なくとも加藤くん、そしてお母さんにとって大きな一歩となったはずだ。そして、2018年12月に 株式会社クリスタルロードを設立。 「未来の中学生たちの可能性が少しでも広がるなら、その人生を選びたい」 加藤くんは、まっすぐな眼差しで語ってく