ローマ皇帝アウグストゥスの治世。サタンは神に対抗する力を得るべく、手下をエデンの園に忍び入らせ生命の実を盗み出させた。智天使らはこれを見つけて追撃、空中で相打ちになる。生命の実は隕石となって地中海に落下。舞い上がった水しぶきで三日は霧が晴れなかった。実の影響を受け、地中海世界では半神的力を持った人間「イモータル」があちらこちらに誕生。悪魔の軍勢は実の回収に向かう。燃える馬に跨がる悪夢軍団が、ポーランドに開いた地獄の穴から地上になだれ込み、イタリア半島南端を目指してローマ帝国領内に押し寄せる。不死身の肉体、無双の怪力、雷を操る力などを持ったイモータルがこれに対抗するも戦況は日増しに悪くなる。当時帝国の属領だったユダヤでも、ローマ軍団が手一杯の間にパルティア軍の侵入を受けるなど末世の様相を呈する。予言者ヨハネはシナイ山に登り神の介入を懇願。「一度も罪を犯した事の無い人間を私の許に連れてくれば地