「管理職になりたい」意思が突出して低い 人材大手パーソルグループの調査会社パーソル総合研究所は2019年8月27日、アジア太平洋地域における就業意識調査の結果を発表した。日本人ビジネスパーソンは、あらゆる面において仕事に対する意識が最下位という衝撃的な内容であり、日本が直面している厳しい現実を浮き彫りにする結果となった。 この調査は、アジア太平洋地域で働くビジネスパーソンを対象としたもので、国ごとに1000人を抽出して行われた。主な調査項目には、上昇志向、学習、ダイバーシティ(職場における多様性)、転職などがある。 まず上昇志向についてだが、日本人ビジネスパーソンの中で「管理職になりたい」と考える人の割合は21.4%となっており、14カ国中最も低かった。「会社で出世したいか」という似たような質問項目でも、日本は最下位となっている。 一般に、仕事に対する意識調査では、成長著しい新興国ほど前向