大阪渡船めぐり悲しい色をした大阪の海の辺り，埋立地を結んで渡し舟が行き来している。そのことは知っていたが，具体的な情報を得たのは偶然にぶつかったウェブサイトからだ。８ヶ所あるという渡し舟の位置や，乗船体験などを見せられると，自分も乗ってみなくてはと思う。インターネット上の自由な情報交換は，主体性無き個人に行動の制約という不自由をもたらす。 渡し舟を全て乗り潰そうとするとき，人は一筆書きのルートを検討するものだ。地図を眺めると，天保山渡船場を除いてはU字型に分布していることが判る。JRの駅なら大正駅と桜島駅を起点・終点にすれば，最も効率良く一筆書きが出来るだろう。しかし今回は訳あって地下鉄の住之江公園駅を起点にすることになった。 ほとんどの渡船場の間は頑張れば歩ける距離である。また歩くしかないケースも多いが，バスを使うなら大阪市交通局が発行する地下鉄・市バス等の一日乗車券を使うのが便利だ。今回訪れたのは，
34歳無職さん
