私たちカタシモワイナリーは、大阪府柏原市にあります。約1300 年前にシルクロードを渡り、仏教と共に葡萄がやってきた場所だとも言われています。そんな大阪柏原市で創業当時から「日本人の味覚に合うワイン」を造り続けてきました。初代 利三郎が河内堅下村(当時)の斜面を開拓し当地における葡萄の産地を築きました。2 代目となる作次郎が「海外では葡萄を使ったお酒がある」ことに気が付き、当園でも葡萄のお酒『葡萄酒=ワイン』を作ることを決心しました。そこで、日本酒の蔵元や杜氏と共に葡萄をアルコール飲料に変える方法を模索し、ワイン醸造を始めました。これがカタシモワイナリーの前身となる『カタシモ洋酒醸造所』です。しかし、作次郎たちは海外のワインの製法を知りません。そこで彼らが行った醸造方法は、日本酒や味噌、酢などを作る技術を応用した、独自の方法でした。そうしてようやくワインが完成したのが大正3 年(1914