雑草 - あちこちに自然に生えているが、利用(鑑賞) 価値が無いものとして注目されることがない(名前も知られていない) 草。 『新明解国語辞典(第七版)』「雑草」項より 我々の知識が乏しいために雑草だなんてかわいそうな名で呼ばれているが、野草である。 もちろん一つ一つに偉い研究者たちがつけた学名があり、属と科にまで分類され、あれらを「雑草」と呼んでしまったら我々も「雑人間」になり得る。 悲しいことに雑人間、しかも雑花屋であるわたしは、それらの名前をまるで知らない。 切り花として流通するバラやカーネーションの品種名は10も20もすらすら出てくるが、足元に目を向けて擦り切れた革靴が踏んでいる小さな草花のことが何もわからない。 なに科のなになの 幸いなことに、夫は野草にー雑草でなく野草と敬意を込めて呼ぶほどにー野の草花に詳しい。 よく会社帰りに河辺でオゼイユやらツクシやらを採ってきて、さりげなく