3月4日、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、x86サーバーの第5世代にあたる「eX5(第5世代 Enterprise X-Architecture)」に関する技術説明会を行なった。インテルの新CPU「Nehalem-EX」の利用を前提に、CPUだけではなく、メモリーも増やせる高い拡張性を実現した。 発表会では日本IBMシステム製品事業 システムx事業部長の小林泰子氏がeX5登場の背景について説明した。昨今、トランザクション量はますます増加し、データセンターにサーバーが集約。スペースや電力消費、管理負荷などの問題、さらには仮想化の進展により、少ないサーバーで多数で多様なワークロードをこなす必要が出てきている。しかし、それに関わらず、現状でもCPUの利用率は低くとどまっており、「分散コンピューティング環境では、処理能力の85%が利用されずに放置されている」(小林氏)という状態だ。そし