クラウド型のサービスであれば、どんなものであれプラットフォームを預かる事業者が、参加する利用者の投稿に対して、内容の是非を評価することは(コスト次第で)可能だ。 しかし、今、まさに広がりつつあるマストドン、あるいはそれに類する分散型システムの場合、管理しきれずに無法地帯となってしまう可能性もある。 マストドンの特徴は、インスタンスと呼ばれるサービス提供の拠点を個人でも設立できること。各インスタンスは相互接続により緩やかに連携している。リモートフォローという手法を経由し、異なるインスタンスの書き込みが相互に交換されることも少なくない。 問題はID管理がインスタンスごとに行われること。複数のインスタンスにまたがってIDを作成し、相互にフォローしあう関係を多重に構築できてしまう。問題のある書き込みをそのうちの一カ所に投稿するだけでそれを複数のコミュニティに流していくことはできるだろう。 分散型ゆ