世界で猛威を振るい、次々と被害が報告されているランサムウェア、「WannaCry」。なぜ、被害が拡大し続けているのでしょうか。 2017年5月、また新たなランサムウェアの被害が明らかになりました。 「WannaCry」「Wcry」などと名付けられているこのランサムウェアは、WindowsのMicrosoft Server Message Block 1.0(SMBv1)サーバの脆弱(ぜいじゃく)性を突いて感染し、166種類の拡張子を対象にファイルを暗号化。それらのファイルを人質に、身代金としてビットコインを要求するというものです。 WannaCryが利用するSMBv1の脆弱性「MS17-010」は、既に修正パッチがリリース済みで、緊急性を鑑みたMicrosoftは、サポートが終了しているWindows XP、Windows 8およびWindows Server 2003向けにも修正パッチを
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