色や物の持つイメージでキャラを伝える 以下、私がコレはうまい美少女の描写だ!と感銘を受けたライトノベルの美少女描写例をあげてみます。 プロの方がどのように比喩を活用しているか考えながら読んでみてください。 テーブルのすぐ側に、一人の少女がいた。腰まで届きそうな長い白銀の髪が、喫茶店の照明をはね散らして輝くようだ。色素が抜けたような白い肌、尖るような顎先と、襟から覗く細い首筋と胸元が危うい魅力を醸し出している。伏し目がちの銀の瞳の上では長い睫が揺れていた。 人形のようにきれいな少女だ。 富士見ファンタジア文庫 『鋼殻のレギオス』 以上は、『鋼殻のレギオス』(2006/03刊行)に登場するフェリというヒロインの初登場シーンです。 彼女は、上流階級出身の無表情タイプの子で、戦闘要員ではあるもののその能力は索敵や情報収集で、その分野にかけては天才です。 そのため、容姿もそういった性格や能力に見合っ