10日高松市の家具などの量販店で、80代の男性が妻を車いすに乗せてエスカレーターを利用中に妻とともに転落し、後ろにいた76歳の女性が巻き込まれて死亡した事故を受けて、香川県社会福祉協議会は12日、車いすのままエスカレーターを利用できるとしていた障害者介助の手引きが不適切だったとして、12日朝ホームページから削除しました。 香川県社会福祉協議会では、この手引きを講習会で配ったりホームページで公開したりしてきましたが、今回の事故を受け不適切だったとして、12日朝ホームページから削除するとともに、今後見直すことを明らかにしました。 香川県社会福祉協議会の日下直和事務局次長は、「バリアフリーが進んでいなかった時代には、車いすのままエスカレーターを利用することもあったが、手引きを早く見直すべきだった。今後は、車いすの安全な利用を呼びかけたい」と話しています。