フランス西部ブレストのクリニックで、皮膚がん検診の運動で患者を診る皮膚科医(2002年5月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRED TANNEAU 【6月8日 AFP】メラノーマ(悪性黒色腫)の診断を受け、原発腫瘍部位付近のリンパ節を切除するごく一般的な手術を受けた患者は、この手術を受けなかった患者より余命が延びるわけではないとする報告書が7日、発表された。メラノーマは、皮膚がんの中で最も死亡率が高い。 米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された報告書は、世界60か所以上の医療機関で1900人以上のメラノーマ患者を対象に行われた研究を基にしている。 メラノーマと診断され、リンパ節1か所以上への転移がみられる場合、患者はその部位周辺のすべてのリンパ節を切除する広範囲な手術を受けるかどうかの決断を迫られるが、