総務省は21日、9月19日までにサーバーの設定変更などをしない企業は、各社のLAN(社内ネットワーク)から外部のインターネットに接続できなくなるおそれがあると発表した。ネット上の住所(IPアドレス)を確認するために世界共通で使われている暗号鍵が変更されるためという。 暗号鍵は256桁の数列で、サーバー同士が正しくつながるための「合言葉」として使われている。米ロサンゼルスに本拠を置き、世界中のドメイン名(wwwで始まるホームページのアドレスなど)を管理しているICANNがセキュリティー強化のため、今回初めて鍵を変更する。 一般の利用者が使うサーバーは通信事業者などが対応する予定だ。総務省データ通信課は「契約しているシステム管理業者などに確認を」と呼びかけている。(上栗崇)