神奈川県横須賀市にある防衛大学校の学生寮に住んでいた10代の学生が先月、髄膜炎菌による感染症で死亡していたことがわかりました。接触していた学生など10人から同じ種類の菌が検出されましたが、新たに発症した人はいないということです。 病院からの届けを受けて市が調べたところ、男子学生は「侵襲性髄膜炎菌感染症」で死亡したことがわかりました。 この病気は髄膜炎菌に感染したことにより、頭痛や発熱の症状が出てショック状態などを引き起こすということです。 さらに市がこの学生と接触した防衛大学校の学生など76人を調べたところ、10人から髄膜炎菌が検出されましたが、これまでのところ新たに発症した人はいないということです。 横須賀市によりますと、国内ではほかにも学生寮での発症例が報告されているということで、横須賀市では共同生活の際には手洗いやうがいで感染を予防し、十分な栄養や睡眠をとるよう呼びかけています。