昭和天皇の末弟で天皇陛下の叔父にあたる三笠宮崇仁(みかさのみやたかひと)さまが27日午前8時34分、東京都中央区の聖路加国際病院で亡くなられた。死因は心不全。100歳だった。急性肺炎のため5月から入院していた。戦時中は旧日本軍の大本営参謀などを務め、軍紀の乱れや残虐行為への反省を促す発言をしていたことが戦後に明らかになった。オリエント史の研究者としても知られた。 三笠宮さまの皇位継承順位は5位だった。2002年11月に三男の高円宮憲仁(たかまどのみやのりひと)さまが47歳で、12年6月に長男寛仁(ともひと)さまが66歳で、14年6月に次男・桂宮宜仁(よしひと)さまが66歳で亡くなり、男性のお子さまは全員鬼籍に入っている。皇位継承権のある男子皇族は、皇太子さま、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの4人となった。 会見した宮内庁の名川弘一皇室医務主管によると、三笠宮さまは最近は状態が安定していた