無料対話アプリを手掛けるLINEがようやく上場にこぎ着けた。 東京証券取引所は6月10日に株式上場を承認した。上場日は7月15日で、東証1部になるとみられている。想定発行価格は1株2800円、上場時の時価総額は5879億円が見込まれ、今年最大の新規公開株式(IPO)となる。米ニューヨーク証券取引所(NYSE)にも米国預託証券(ADR)を同時上場する。米上場は現地時間で7月14日の予定である。 国内では公募1300万株、需要動向に応じて195万株を追加で売り出す。海外では公募2200万株、330万株の追加売り出しを実施する。公募は海外が63%で日本は37%と海外を多くした。主幹事は野村證券や米モルガン・スタンレーが務める。 想定発行価格1株2800円で計算すると、手取り資金は概算額で927億円。そのうち借入金の返済に422億円、設備投資に121億円、運転資金に250億円を充てる。電子商取引(