帰国時に、体調不良を申告していなかったことがわかった。 レスリングでは4月、カザフスタンで開催されたアジア予選とアジア選手権に参加した選手7人と役員1人が、新型コロナウイルスに感染している。 スポーツ庁によると、このうちの1人が体調不良だったにもかかわらず、帰国時に検疫所に提出した質問票で、その旨を申告せず、空港の検査で陽性であることが確認されたという。 現地を出発する前の検査では陰性だったが、経由地で発熱と倦怠(けんたい)感を訴え、チームドクターが解熱鎮痛剤を処方していた。 これを受け、スポーツ庁は、各競技団体に、海外遠征に関するコロナ対応の徹底をあらためて通知した。