「おなかがいたい!」「食べ物にあたったかも…」夏になると聞こえてくる悲痛の声。でもそれ、事前に対策できることは知っていましたか?「どうせお腹の弱さは治らないし…」とあきらめているならなおのこと。現役医師で野菜ソムリエのメグ先生が、食あたり(胃腸炎)のメカニズムと対策法をメルマガで解説してくれています。 夏に備えて腸内環境を整える 細菌やウイルス、そして体調不良や水分とりすぎからの胃腸炎が心配な季節ですね。 今のうちから腸内環境を整えておく事をお勧めします。なにしろベロ毒素産生の病原性大腸菌による腸管出血性胃腸炎では命にかかわる状況もあるからです。同じものを食べて胃腸炎を起こし、かたや下痢症状のみ、かたや脳症を発症……。 その分かれ道は機能するビィフィズス菌を常在菌として保有しているかどうかにかかっています。 機能するビィフィズス菌は腸内でオリゴ糖や食物繊維をエサにして、過程で酢酸を生成しま