ビジネス、投資、就活、受験など、社会的なテーマを扱った作品を世に送り出してきた人気漫画家の三田紀房。漫画家になる前に実家である衣料品店の経営にも携わっていた三田は、自身の経験を生かして、面白くてためになる「ビジネス漫画」の新たな地平を開拓し続けてきた。 彼が現在手がけている最新作は、『ドラゴン桜2』。型破りな弁護士が、経営難の高校を立て直すために落ちこぼれの高校生を東大受験に挑戦させる『ドラゴン桜』の続編である。
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特に、売れて一定の地位を築いた芸歴の長い芸人にもなるとそういった実力はあるのに、売れない芸人、売れなかった芸人というものをたくさん見てきていると思うんです。だからこそそんな彼らを救い上げてあげたい、日の目を見させてあげたいという思いは審査員を務めているような芸人たちの中には間違いなくあると思います。 だからこそ、M-1のファイナリストたちへの投票で、とろサーモンに票が多く入ったのは、ある意味で芸人が芸人を評価したからなんですよね。芸人としての苦悩も悲哀も全て自分のものとして経験してきた彼らだからこそ、ああいう場で彼らの人間的な部分がどうしても垣間見えてしまうんだと思います。だからこそ今回のM-1の審査は松本人志も言っていたように「良かった」と思います。 「とろサーモン」が優勝した今回のM-1は美しかった。 「火花」のように散っていくかに思われた「とろサーモン」を、救い上げて大輪の「花火」と
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