米Mozilla Foundationは米国時間2008年8月23日,オープンソースWebブラウザ「Firefox」用の新たなJavaScriptエンジン「TraceMonkey」を発表した。Just-In-Time(JIT)コンパイラ搭載でJavaScriptの処理速度が大幅に向上し,各種Webアプリケーションの高速化につながると見込む。 TraceMonkeyは,Firefox 3.0のJavaScriptエンジン「SpiderMonkey」にJavaScriptコード用コンパイル機能を付加している。次期WebブラウザFirefox 3.1の開発ツリーに反映させベンチマーク・テストで計測したところ,SunSpiderテストで1.83倍,SunSpiderのubenchテストで22.5倍,画像処理で6.46倍,行列処理で6.26倍の速度向上を確認したという。 現在の対応アーキテクチャはx