一般社団法人「日本糖尿病学会」は23日までに公式サイトで、血糖値を測定できるとうたうスマートウオッチ(腕時計型デバイス)の広告が増加しているとした上で、皮膚に針を刺さず血糖値を正確に測定できる医療機器は現時点で承認されていないとして、注意を呼びかけた。 同学会は「血糖測定機能をうたうスマートウオッチ(腕時計型デバイス)について」と題した文書を公開。「昨今、非侵襲的に血糖値を測定できるとするスマートウオッチ(腕時計型デバイス)に関する広告が増加しています」とした上で、今年2月に米国食品医薬品局(FDA)が皮膚への穿刺(せんし)をせずに血糖測定できるとうたうスマートウオッチやスマートリングを使用しないよう警告したことを紹介した。 その上で、「2024年4月現在、指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はありません」と断じた。 これに先立