数年前、コンビニで働いていた。某からあげの容器が足りず、代わりに別の味の容器で提供する事になった。もちろん大きな文字で容器と中身の味が違うことはポップに簡潔に書き、ケースに目立つように貼り付けた。容器にもわかりやすい様に表示をつけた。それらの工夫はなんの意味もなさず、9割の人がポップなど読まずに注文してきた段階で、人は文字を読まない生き物なのだと悟った。 イベントの運営をした際、指示書を作る機会があった。前年、事細かに書いた指示書は全く読まれずトラブル多発の悲惨な目にあった経験から、その年は箇条書きで簡潔に、大きな文字で指示書を作成した。特に拘ったのは小学生がわかるレベルの簡単な文章で記載し、必要事項は一行でまとめることだった。しかし、前年通りのトラブルは発生した。全く指示書は読まれず、書いてあることについて散々問い合わせがきた。果たして読まない人種はどのレベルの文量なら読めるのだろうか、
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