柏の黄色いユニホームと、水原の青いユニホームがピッチの上で何度もぶつかり合った。ＡＣＬで日本勢の難関となってきた韓国でのアウェー戦。柏は相手の激しい当たりに耐え、６ゴールをもぎ取って快勝した。 前半１６分、右からのクロスをゴール前で田中が相手と体をぶつけながら押し込んで先制。その後は中盤での激しい攻防が続き、次第に水原ペースとなった。 それでも、柏は必死の守備を見せる。かつてＪリーグ川崎で活躍した水原の鄭大世には、センターバック近藤が激しくチェック。中盤では主将の大谷がこぼれ球の攻防で激しさを見せ、最終ラインの戻りも速かった。 後半に入って試合が大きく動いた。開始直後にＰＫを与えたが、菅野が好セーブ。ともに１点ずつ加えて迎えた１０分。ゴール左で工藤が相手と競り合いながら抜け出し、３点目を決めた。鄭大世がＰＫを外した直後の２２分には、田中がこの日２点目。３０分にも栗沢、後半ロスタイムに工藤の