東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ、シンシンは、食べる量が減り、妊娠の際に見られる代謝物の数値の上昇傾向が今も続いていることなどから、動物園では妊娠の可能性もあると見て、出産に向けた準備を進めています。 動物園によりますと、今も妊娠の際に見られる、尿に含まれるホルモンの代謝物の数値の上昇傾向が続いているということです。 また、ふだんでは1日に20キロほどとなる、ふんの量も、ここ数日は数キロ程度と食べる量が減っているうえ、睡眠時間がふだんの倍に上る日もあるなど、引き続き妊娠の兆候が確認できているということです。 このため動物園は、シンシンが妊娠している可能性もあると見て、出産に向けた準備を進めることにしています。 ただ、ジャイアントパンダには妊娠していないにもかかわらず、妊娠と同じような兆候が現れる偽妊娠という現象があり、上野動物園教育普及課の金子美香子課長は「今後も、行動の変化や健