IBMは米国時間16日、2000万ドル以上に相当するコンピュータを納入する契約を中国政府と交わしたことを発表した。この契約は、同社にとってアジア地区最大のUnix契約となる。 この契約はIBMが中国の税務機関と結んだもので、中国政府は「IBM eServer p5」を100台以上購入するという。IBMによると、この税務機関は数億ドル規模を投じてシステムの見直しを進めているところだという。 同税務機関はHewlett-Packard(HP)のサーバも利用しているが、IBMは、この契約はHPを押さえて勝ち取ったものだと述べている。両社がUnix市場でシェア争いを繰り広げる中、今回の契約獲得は自社にとって大きな勝利となるとIBMでは見ている。「IBMの勝利は、前例のない規模、見通し、インパクトを競合他社に与えるものだ」とIBMの関係者は述べた。 一方のHPは、今回の敗北をそれほど重大視していない
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