肥留間正明の芸能斜め斬り もはや視聴率20%は遠い夢! 変わったテレビ局の勢力図 もはや視聴率20%という数字は、テレビ局にとっては夢の数字かもしれない。以前テレビの地盤沈下について触れたことがあるが、あらためてテレビ視聴率の低下には驚くばかりだ。 6月9〜15日にかけてのテレビ視聴率(ビデオリサーチ)を見てあ然とした。確かに視聴率20%を超している番組は5番組あった。だが問題はその中味だ。1位「篤姫」25.7%、2位「ニュース・気象情報」21.8%、3位「ラスト・フレンズ」20.4%、4位「NHKニュース」20.4%、5位「首都圏ニュース」20.2%という具合で、NHKが4番組を占めている。 現在人気絶頂の「篤姫」は別格として、民放で20%を超している番組は、かろうじてフジテレビの「ラスト・フレンズ」だけ。後は秋葉原殺傷事件などを扱ったNHKのニュース番組が20%を超しているのみだ。