【番組内容】江戸城で天文方役人・内田幸之助とともに彗星を観察していた吉宗は、その動きが気になり、一時も目を離さず観察を続けるよう幸之助に命じた。吉宗は、この彗星が万が一大地に激突することを恐れたのだが、有馬彦右衛門など、まるで信じようとはしない。 【出演者】 松平健、名古屋章、田村亮、山本譲二、松金よね子、生稲晃子 ほか
東京都は、西武グループが運営する遊園地「としまえん」(練馬区)の敷地など約22ヘクタールについて、買収交渉に乗り出すことを決めた。 都立公園としての再整備を「都市計画公園・緑地の整備方針」改定案に盛り込む方針で、16日に公表する。東日本大震災の発生で都内に帰宅困難者らがあふれたことなどを契機に、都は防災対策の一環として、東京23区内に公立の大規模公園を新たに確保する必要があると判断した。複数の都幹部によると、買収費用は数百億円に上る見込みで、西武側も協議に応じる意向という。 都が買収交渉に乗り出すのは、同園の敷地一帯。整備方針では、これを重要公園の「練馬城址(じょうし)公園」とし、新規事業では23区内で最も広い公園となる。10年以内の都立公園としての事業認可を目標とするが、今年3月の大震災発生を受け、都幹部は「優先的な整備が必要。買収は閉園が前提になる」としている。
ノーベル化学賞(2002年)の田中耕一・島津製作所フェローは8日、同賞受賞につながった質量分析装置を改良し、分析感度が最大1000倍に向上したと発表した。 この装置で、乳がん患者のたんぱく質に付いた生体物質(糖鎖)の判別に世界で初めて成功、患者によって糖鎖の種類が異なることを突き止めた。今後、糖鎖の種類によって抗がん剤の効き具合に差が出るのかを調べる。 質量分析装置では、試料をイオンの状態にする。田中フェローらは、イオン化を促す化合物を、これまでの固体から液体に変えるなどし、分析感度を上げた。 この装置を乳がん患者2人のがん細胞分析に応用した。京都大との共同研究で、たんぱく質表面に付き、病気の発症などに影響する鎖状の糖鎖に着目。乳がん細胞の増殖に関わるたんぱく質の糖鎖を分析した結果、感度が上がったことで、それぞれの糖鎖の種類が違うことがわかった。
東日本大震災から半年が経過しようとしている。 個人的には、3月11日からの半年間で、時代がすっかり変わってしまった感じを抱いている。 震災以前の出来事は、たった1年前に起きた事件であっても、遠い昔の記憶であるように感じられる。不思議な感覚だ。 震災を契機として、具体的に何が起こって、われわれの精神のどの部分がどんなふうに変化したのかについては、今後、長い時間をかけて、じっくりと検証しなければならないのだと思う。が、細かい点はともかく、わたくしども日本人の時代認識が、震災を機に変わってしまったことは確かだ。 一例をあげれば、「戦後」という言葉が死語になりつつある。 これまで、昭和が終わって元号が平成に変わっても、二十世紀が二十一世紀に移っても、「戦後」という時代区分は不動だった。で、その言葉は、つい半年前まで、国民の間に広く共有されていた。 それが、震災を経てみると、「戦後」は、にわかに後退
「自分が考えていることを、その場で決められた時間の中で他の人とシェアしないのは、プロとして犯罪に近い」 「プロというのはシステムで仕事をする人間である」 「いつ来るか分からない15分のために常に準備をしているのがプロで、来ないかもしれないからと言って準備をしないのがアマチュア」 などなど、非常に刺激的な言葉が次々と飛び出したのが、CEDEC2011の2日目基調講演「「ムーンショット」 デザイン幸福論」です。 国際的な活躍を続けるインダストリアルデザイナー、奥山清行氏による講演となっており、「実際に会場にいらした方に直接語りかけたい」という本人の強い希望によって、ニコニコ動画「CEDECチャンネル」での配信や講演資料の配布はなし、「最後の瞬間まで講演内容を考えたい」ということで演題・内容についての事前発表もなし、という直前まで謎のベールに包まれていた講演だったのですが、見ての通り少し書き出し
これからの日本の国家ヴィジョンと政策を描こうとする時に、まずきちんと押さえておかなければならない現実がある。日本の経済と社会の「成熟」である。 日本だけが全く成長していない 端的にデータを示そう。 日本のGDPは1995年が495兆円、2010年が479兆円と、この15年間で3%減少した。日本のGDPが最高に達した1997年の516兆円と比べると、2010年の479兆円という数字は7%ものマイナスである。 物価変動を勘案した実質GDPで見てみても、1995年から2010年にかけての成長率は年率平均でわずか0.68%である。デフレが続く中でマイナス成長になってしまっている名目GDPと比べれば多少マシではあるが、平均1%にも満たない実績ではとても「成長」とは呼べない。 グローバル経済の中で見ても、日本の不調は明らかである。1995年~2010年のドルベースで見た世界全体のGDPの成長率は年率平
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