印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所東京電力 九州電力は1日、トラブルで停止した玄海原発(佐賀県玄海町)4号機の運転を同日深夜に再開すると発表した。止まっていた原発の運転再開は東京電力福島第一原発事故以来、初めて。古川康・佐賀県知事や岸本英雄・玄海町長が同日、再開容認の姿勢を示したことから、地元の理解も得られたと判断した。 九電によると、4号機の原子炉を1日午後11時ごろに再起動し、2日午後から発電も再開する予定。 1日午前には山元春義副社長が玄海町を訪れ、岸本町長と会談。トラブルの原因や対策をまとめた報告が国に「おおむね妥当」と評価されたことを踏まえ、運転再開への理解を求めた。岸本町長は会談後、「4号機については国から安全性の確認を得た」と明言。古川知事も1日夕、県庁で報道陣に「規制の責任を負う国が判断をされたのであれば、これまでと同じように受け入れる」と述べ、再開を認める意向