日本としては望んでいなかった内容だった。試合の入りでゲームコントロールができず、日本のペースにならなかった。細かいプレーが雑になり、前半のペナルティーはロシア4に対して日本は倍の8。ポゼッション(ボール保持率)が前半39%だったのは、簡単にボールを失ったからだ。 ただ、この結果で来年のワールドカップ(W杯)開幕戦が不安になるということはない。ロシアは想定内だった。強いわけではない。悪かったのは日本で、その原因もはっきりしている。相手が元気な序盤に、ボール争奪戦でフィジカル勝負につきあってしまった。相手のパワーに押されたからミスをし、ボールを失った。前半の選手はパニックに陥っていた。 精神面も影響した。グロスターのスタジアムは建物が古く、暗い。天気も、芝の状態もよくなかった。前回のW杯で経験している選手はいいが、初めて経験する選手も多かった。「やりづらい」という思いが、プレーにも表れた。 相
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