東京都では新型コロナウイルスの感染者が、4日連続で4000人を超えるなど感染が急拡大している。インド由来のデルタ株が広まりつつあることから、政府は8月8日に福島、茨城、栃木など8県を「まん延防止等重点措置」の対象として追加した。 そんななか、南米・ペルーを由来とされるラムダ株の国内流入が確認されたのだ。各紙によると、ペルーに滞在歴のある30代女性が7月20日に羽田空港に到着し、検疫で陽性が判明。その後、国立感染症研究所の調査によりラムダ株と確認されたという。 「ラムダ株は昨年8月にペルーで初めて確認されました。WHOは変異株を『注目すべき変異株』(VOI)と『懸念される変異株』(VOC)に分類しています。今年6月、WHOはラムダ株を『注目すべき変異株』(VOI)に指定。いっぽう国立感染症研究所が7月に発表した報告では、国内でラムダ株の報告がなかったことからVOI、VOCのどちらにも位置付け