日本に憧れ、海を渡った先に待ち受けていたのは暴力と絶望だった。岡山市の建設会社でベトナム人技能実習生の男性(41)が約2年間、複数の日本人従業員から暴行を受けた問題。男性は毎日新聞の取材に「毎日つらかった」と振り返った。助けを求めても、会社や監理団体は暴行を口止めしたり、我慢するよう求めたりしたという。「国際貢献」の名の下に広がる技能実習制度。そのゆがんだ実態を追う。(記事後半に男性の一問一答)【松室花実】 トラックの荷台で、まるで家畜のように棒でたたかれる男性。周囲で笑い声が起き、男性が悲鳴を上げて逃げようとしても、頭や尻に容赦なく棒が振り下ろされる。別の日には不慣れな日本語で「分かりました」と繰り返し答えさせられ、声が小さいなどの理由で腹や腕を殴られ続ける――。目を覆いたくなる光景が何本もの動画に残されていた。 男性は2019年10月、岡山市の監理団体の仲介で来日した。ベトナムにいた時
ハンドボールが新しいプロリーグ構想を立ち上げたことをご存じだろうか。昨年末に日本ハンドボールリーグ(JHL)が記者会見を開き、2024年2月開幕を目指すプロリーグ構想が発表された。現在、JHLには全国の男女21チームが所属しているが、この3月に参入を募り新リーグが定めた8つの参加基準をクリアしたチームで構成されることになる。ユニークなのは、日本のプロスポーツで初導入となるすべての収益活動をリーグが一括で担う「シングルエンティティ」と、選手の仕事との兼業を推奨する「デュアルキャリア」を採用するビジネススタイルにある。Bリーグの事務局長を務めた旗振り役の“キーマン”葦原一正代表理事(44)に話を聞いた。 リーグが経営を一括管理「次世代型プロリーグ」と宣言した。 日本のスポーツビジネスは、“ガラパゴス型”のNPBからクラブの独立法人化を基本に地域密着と百年構想を掲げてプロ化したサッカーのJリーグ
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