のぐち ゆきお/1940年生まれ。63年東京大学卒業。大蔵省に入省。72年にエール大学でPh.D(経済学博士号)を取得。現在、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問。著書に『戦後経済史』など。 ホームページ http://www.noguchi.co.jp この著者の関連記事 『ソーシャル物理学』によると、人間は他の人から単純な法則に従って影響を受ける。集団は集団的知性を持つ。これは個々の構成員が持つ知性とはほとんど関係がない。本書が紹介するコールセンターの実験では、それまでオペレーターがバラバラに休憩時間をとっていたのをチーム単位で取ることにした結果、生産性が上がった。これは、オペレーター間の交流量が増えたからだ。会話の参加者が平等に発言できる組織のほうが集団的知性が高くなる。相手の社会的シグナルを読み取る能力は、女性の方が高い。誰もが会話に参加することで、チームがアイディア製造マシンとし
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